~「祖国と青年」誌編集部の三荻氏が地道な取材に基づいて講演

国歌斉唱、寳來支部長の挨拶の後、祝電の披露の後、早速、講演の時間となり、講師の三荻 祥氏(「祖国と青年」誌編集部)が「日本の決断~沖縄、そしてアジアで今起こっていこと~」と題して、基地問題を争点とした名護市長選の経過を実際に沖縄県民の声を地道に取材した中でレポートしていった。

また実際に名護市民にインタビューしてみると、米軍基地の存在が雇用を拡大するとともに、米軍との親近感も生まれ、東アジアの安定のためには必要であるとの声も多く、マスコミが基地反対が「沖縄県民の総意」であるというのがいかに欺瞞に満ちたものであるのかという点、沖縄の基地負担については在日米軍が使用している施設の面積割合は全国で23%であるにもかかわらず、専用施設の面積割合の74%とすり替えて、いかにもほとんどの米軍基地が沖縄に集中しているかに情報を操作している点、そして名護市長選に見られたように基地反対派は全国の運動団体が動員されている点についても言及したが、具体的な数字や沖縄県民の生の声を紹介しながの話は非常にわかりやすかった。

その後、質疑応答も活発に行われ、沖縄への問題意識が喚起されたことはよかつた。
続いて、1988年の中国海軍とベトナム海軍の衝突によって、ベトナム領土の西沙諸島の岩礁が中国に奪われた場面と亡くなったベトナム兵士に対する海上慰霊祭の様子を描いた「中国軍の南沙諸島攻撃」と「誰にでもわかる憲法改正の話シリーズ①-憲法に天皇の元首規定を」(企画・解説 百地章・日本大学教授)のDVDを上映して、わが国も今のままではベトナムと同じ状況となることや、ベトナムは日本に助けを求めていることを実感するとともに、憲法改正の一つの焦点を再確認できた。
続いて、今後の行事予定として永松・副支部長より5月10日に開催される平成26年度総会の要項について紹介があった。
コンパクトな会合となったが、結局、このようにセミナーを続けることによって、沖縄、憲法が抱えている問題を理解していくことから、国民運動のエネルギーは生まれないものと確信した。