~感動的だったジャーナリストの佐波優子氏の祈念講演~

講演会に先立ち、正午から行われた護國神社拝殿で行われた英霊感謝祭の時は、拝殿内には300名以上の参加者が席に座ったが、むっとした暑さはこの上ない。柳澤宮司の拝殿に響き渡る祝詞には、英霊の方々への感謝の調べが詰まっていた。例年以上の灼熱が太陽と照り付けて、むっとする蒸し暑さで汗ばんだが、境内はさらに照り返しで、暑さが増している。しかし、いつもであれば感謝祭が始まる時には、ほとんど参拝者の列は途絶えてしまうのであるが、今年はお祭りが始まっても次々と参拝する人々の列が続き、さらに拝殿前の木立の日陰に多くの人々が佇み、じっとお祭りの次第が進んでいくのを注視している。まさに英霊の御霊がおわすがごとく、参列者はご英霊と心の対話をしているのではないかと思った。国会議員の他に、地方議員も約20名が参列、お参りに来られる方も、家族連れでこられる若い人が目につき、ようやくこの日を迎えることの意義を議員や若い人が再認識し出したのではないかと実感した。

追悼式典では、国歌斉唱後に続いて、黙祷、今回は英霊の御霊とともに先月下旬にご逝去された故・浦田悦明・英霊にこたえる会大阪府本部会長の御霊にも黙祷を捧げた。続いて、衞藤運営委員長の挨拶、来賓として髙野伸生・日本会議大阪地方議員懇談会会長と上島一彦・日本会議大阪地方議員懇談会幹事長からの挨拶が続いた。その後、「海ゆかば」を2回唱和、一気に追悼の気持ちが湧きあがった。
そして講演の時間に入り、ジャーナリスト・フリーアナウンサーの佐波優子さんより、「今、若者はあの戦争をどう語り継ぐのか~英霊のご遺骨を祖国へお迎えして~」と題して、約90分間、お話を頂いた。戦後世代の若者として、22才から11回にわたって、フィリピン、ニューギニア、硫黄島、シベリアなどでご遺骨を祖国へお迎えする体験を紹介しながら、ご遺骨がどのような状態になっているのか、現地の人々と厚労省のやりとりやご遺族の様子を紹介される中で、英霊が喜ぶような日本にしていきたいとの思いが直かに伝わってきて感動した。

そして、若者はどうしたらよいのかということについては、虚偽の歴史から真実の歴史に気づいている若者を増えていて、必ず、そのような若者が日本を立て直していくという確信のある言葉を発してもらったことは大いに勇気づれものがあった。佐波氏の実直な人柄と行動に移している姿勢に、参加者の多くが共鳴して、大いに希望の持てる講演内容であった。
最後に、英霊にこたえる会大阪府本部理事の尾﨑 博氏が講師への謝礼と閉会の挨拶を行い、厳粛でありながら、こう一度、今日という日の意義を噛みしめることのできた講演会を終えることができた。
その後、佐波氏を囲む懇談会を儀式殿で行ない、新しく参加した運営スタッフの自己紹介も兼ねて楽しいひとときを過ごすことができた。