投稿者: 丸山公紀

  • ■第15回憲法シンポジウムに300名参加!

    ~有本 香氏(ジャーナリスト)の土地買収の実態の講演に危機感~

     昨日5月3日の憲法記念日、日本会議大阪・関西民間憲法臨調の共催で、第15回憲法シンポジウム「わが国の守りと憲法」が大阪府神社庁会館で開催され、国会議員5名(うち本人2名)、地方議員11名をはじめ日本会議の会員、一般府民約300名が会場を埋め尽くした。連休の後半がスタートしたとはいえ、今夏の参院選が憲法第96条の改正条項が争点になる流れの中にあるとともに産経新聞社が公表した「国民の憲法」の影響などから、事前に問い合わせも電話を頂くなど、シンポジウムに参加する人の関心の高さを実感した。また、講師に招いた有本 香先生も関西発のニュース番組「アンカー」に毎週、担当を持っており、抜群の知名度を持っていることも功を奏した。

     国歌斉唱に続き、千家敬麿・日本会議大阪議長からの開会の挨拶、来賓を代表して、中山泰秀・衆議院議員の挨拶の後に早速、講演の時間に入った。

     講演では、講師の有本 香先生(ジャーナリスト)が「中国の『日本買収』工作に対処せよ」と題して、お話を頂いた。

    有本先生による講演
    有本先生による講演
     
     先生は水資源、森林が外国資本、とくに中国資本に買収されている実態を独自の取材で詳細に紹介されながら、土地を所有されてしまったら、限りなく実効支配されてしまい、好き放題にされてしまうこと、外国の場合には買収することができないにもかかわらず、日本の場合には買収が合法的にされてしまっていること、これまで法整備をしてこなかった原因など、憲法のいう所の財産権の問題の見直しを指摘され、学ぶ点が多かった。

     ただこれまでの土地の法律が整備されていなかったことだけを問題視するのではなく、森林法改正や日中投資協定など、日本にとって国益を第一にした解釈をする必要性や土地については、個人の権利が認められても国の公共財であり、安全保障上の土地所有については制限をつけるべきであり、国民として議員の方々に働きかけていくことが必要であるとされた。

     また中国については、個人の問題ではなく、多数派を占めた時に彼らの流儀が生まれ、当局からコントロールされる可能性があることを認識すべきであるとされた。

     これまで憲法問題というとすぐに前文や9条だけに議論がいく傾向があるが、個人の権利に対して、土地問題を巡って、日本にとって公共の福祉とは何であるのか、公共財、国益を守るとはどういうことてあるのかについて、議論を活発に展開していくことが、国民意識の覚醒による憲法改正問題であることを実感した。

     その後の質疑応答も活発に行われて有意義であった。

     マスコミの関心も高く、読売新聞、読売テレビ、朝日新聞、毎日新聞、毎日放送、朝日新聞、やまと新聞から取材を受けた。

     こうして憲法シンポジウムも15回目を数えるが、回の積み重ねが今日の憲法論議の高まりに乗じて盛んになってきていることに深い感慨を覚えずにはおれない。

  • ■歴史に刻まれる主権回復式典開催

     昭和天皇の昭和27年の御製

     風さゆるみ冬は過ぎてまちにまちし 八重桜咲く春となりけり
     國の春と今こそはなれ霜こほる 冬にたへこし民のちからに

     昭和天皇がわが国が独立を回復したこの日をどんなに嬉しく思っておられたの
    かが拝察できる。

     昨日28日、政府主催、天皇皇后両陛下ご臨席での「主権回復・国際社会復帰を
    記念する式典」が憲政記念館で開催されたことは、わが国再生の大きな足跡と
    なった。確かな足跡であった。この式典は単に安倍政権の登場と自民党の総選挙
    での公約にあったから実現しただけでなく、長い間、わが国が戦後、主権を回復
    したことがその後の発展に大きく寄与したこと、また今日の内外の情況の中で、
    国家主権を回復するとはどういうことなのか、多くの国民が知るべきであるとの
    声が高まった結果であることを認識したい。

     それに対して沖縄の式典開催反対勢力や共産党はこの日を「屈辱の日」とし、
    また社民党に至っては「天皇の政治利用」であると批判した。しかし、事実を
    しっかりと見据えることだ。

     昭和22年の占領下、昭和天皇は米国に対して、ソ連を中心とした共産主義勢力
    から沖縄を守るために、米国の軍事力を沖縄に展開してほしいと提案され、更に
    米国が沖縄を永久支配しないことを保障するために、沖縄の主権は日本が持ち、
    沖縄の施政権を米国が一時預かる租借という形をとってほしいと提案された。こ
    の時に米国は昭和天皇の提案を受け入れ、沖縄の潜在的主権は日本が持ち、施政
    権は米国が持ったからこそ、結局、米国の永久支配がなくなった。このことは、
    昭和天皇と時の政府のおかげであった事実を深く受け止めたい。

     確かに本土復帰後の沖縄における復帰運動と生活は想像を絶する辛苦があった
    が、その事を安倍首相は式辞の中で「沖縄が経てきた辛苦に、ただ深く思いを寄
    せる努力をなすべきだ」と述べたが、真正面に沖縄のことに心を砕いていたこと
    は評価したい。

     また、昭和天皇は昭和50年の9月末からの米国ご訪問に際して、「私はどうす
    るのだ。アメリカに行く前に(沖縄に)行けないか」とご下問されたが、沖縄祖
    国復帰の3年後に沖縄に行かれる決意を示されておられ、反天皇を訴える左翼過
    激派勢力が跋扈している中であっただけに、沖縄を守りたいとの並々ならないご
    決意であったことも国民とて押さえなければならない。その御心を継承された両
    陛下がこの式典にご臨席されたご決意こそ、政治利用を言う党派は拝察しなけれ
    ばならないのではないか。

     戦後呪縛されたきた国民精神が少しずつ回復するきっかけがこの式典開催で
    あってほしいと願うものである。

  • ■「国民の憲法」と現行憲法の違いを実感することが改憲へのエネルギーとなる

     産経新聞は、26日に「国民の憲法」の綱領を発表したが、今夏の参議院選挙の
    結果次第では国会両院での憲法改正要項の発議要件の3分の2を超える可能性も
    出る中、絶妙のタイミングとなった。約1年わたる5人の起草委員と産経側が
    入って議論した充実した内容である。

     長きにわたって、永田町が憲法改正論議を縛ってきたことを考えると新聞社と
    草案の綱領を発表したことは、国民の手によって自国の立場に立った憲法をつく
    ることが再生の道筋であることを示したことで大きな意義があると評価したい。

     産経紙26日に掲載されている条項と解説文を一通り音読してみたが、これだけ
    でも1時間はかかる。現行憲法と比べると、多くの国民が読んでも理解しやすい
    文言となっている。

     既に産経で評論しているように、前文、天皇、国の構成、国防、国民の権利及
    び義務、緊急事態など、歴史と伝統に基づいた国柄、国家観、国家目標が押さえ
    られ、自国を守ること、権利には義務が伴うこと、教育権の最終責任は国にある
    こと、地方自治体は国と相協力していくこと、改正要件の緩和など、論点は数多
    くあると思うが、少なくとも我々が見直したい内容がほとんど網羅されているの
    ではないかと思う。

     更に内閣、裁判所、財政など統治機構についても現行憲法では対応できない点
    があることを実感した。一口に改正と言っても実は内容は複雑なのである。

     まず、5月3日の憲法記念日(小生はこの日を記念日と称すること自体、精神
    的に受け入れ難いが)を控え、多くの国民がこの「国民の憲法」を声を出して読
    み、現行憲法とどう違うのか、自分の頭で検討する作業をしてみたらどうだろう
    か。その違いを実感する時に憲法改正は当然であるというエネルギーが生まれて
    来るのではないかと思っている。

     因みに改憲勢力の一翼を担う橋下・維新の会共同代表は、この綱領を「中央集
    権体制丸出しの憲法」「通れば日本脱出」と評したが、国のあり方については更
    に議論を深めていく必要があることを念頭に置くことは言うまでもない。

     大阪の憲法シンポジウムの要項を再掲致します。ご参加ご希望の方は、丸山
     携帯 090-2598-6497へご一報下さい。

    ●第15回憲法シンポジウム「わが国の守りと憲法」
    ~中国の「日本買収」工作に対処せよ~

    ・日 時 平成25年5月3日(金)午後2時~4時半(開場1時半)

    ・場 所 大阪府神社庁会館 5階 TEL 06-6245-5741
          大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺6号
          ◎地下鉄御堂筋線・中央線・四ツ橋線「本町」駅下車、⑮番出口か
           らすぐ
          ※駐車場はありませんので、公共の交通機関をご利用下さい。

    ・講 演(2時15分~3時45分)
      講 師  有本 香(ありもと・かおり)氏(ジャーナリスト)

    【略 歴】奈良市生まれ。静岡県西伊豆で育つ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌
    の編集長などを経て独立。近年は、中国の社会問題、アジアの民族問題などの取
    材で活躍。著書に『中国はチベットからパンダを盗んだ』『なぜ、中国は「毒
    食」を作り続けるのか』『中国の「日本買収」計画』など。訳書に『中国 歴史
    偽造帝国』。「日本の息吹」平成24年5月号に『中国の「日本買収」』を掲載。

    ・質疑応答(3時45分~4時15分)

    ・今後の予定の案内

    ・参加費 1,000円(学生は500円) ※日本会員正会員以上の方は無料

    ・主 催 日本会議大阪 TEL 06-6245-5741 FAX 06-6243-1682
        大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺6号
                        大阪府神社庁内(担当 丸山)
         関西民間憲法臨調 TEL 075-642-6997(FAX兼用 担当 大矢)

  • ■国民は憲法改正をどうするかのかを参院選の争点にすることを求めている

     今夏の参院選が憲法改正を争点にする世論が与野党支持層の中でも広がってい
    ることが明確となった。これまで国政選挙といえば、景気回復、福祉の問題が常
    に上位にあったが、これほど憲法問題について関心が高かったことはなく、国民
    全体が国家基本問題について真正面から考えることはなかった。

     その意味では憲法問題について、明確な見解を示すことができなければ、支持
    層の声に応えることができないということであり、各政党ともに先送りのできな
    いところに来たことを十分に自覚しなければならない。 

    ●与野党の枠を超えて広がる改正賛成論[産経ニュース 2013.4.22 22:52から抜粋]

     安倍晋三首相が今夏の参院選で公約の柱にすると明言している「憲法改正」に
    ついて、産経新聞社とFNNの合同世論調査を分析すると、与野党支持層の枠を
    超えて「賛成」する声が広がっている実態が浮き彫りとなった。

     調査では自民党の支持層では77・8%が改正に「賛成」し、首相が改憲で連
    携先と目論(もくろ)む日本維新の会の支持層も72・6%が後押し。自民と連
    立を組みながらも憲法改正に慎重姿勢を示す公明党の支持層でも、みんなの党支
    持層を上回る60・6%が改正に「賛成」と回答した。ただ、改正の発議要件を
    緩和することには「反対」が51・5%と「賛成」を上回り、「賛成」が半数を
    超える自民、維新支持層と一線を画した。

     一方、憲法に対して腰の定まらない民主党の支持層をみると、憲法改正への賛
    否は共に42・9%と拮抗(きっこう)。改正の発議要件の緩和についても「賛
    成」(42・9%)、「反対」(41・4%)と意見は真っ二つに割れた。た
    だ、夏の参院選で「憲法改正が重要な争点になる」とみる支持者は70・0%に
    も達した。しかも、「憲法改正に前向きな議員が参院でも3分の2を占めるべ
    き」と思う支持者は45・7%を占め、「思わない」と答えた41・4%を上
    回った。

     参院選を意識してか同党の細野豪志幹事長は憲法改正に曖昧な発言を繰り返し
    ているが、このままでは足下をすくわれる可能性も高そうだ。

  • ■英霊との絆を守ることが国を守ることである

     北朝鮮の中距離弾道ミサイル発射がいつになるかわからない中で、安倍首相が
    硫黄島での遺骨収容作業の視察と戦没者追悼式に出席したことの意義ば極めて重
    い。硫黄島では戦没者のご遺骨の半数が祖国に帰ることなく、自衛隊基地の下に
    埋まっている状態となっており、そのことを考えると一刻も早く、滑走路の重さ
    から解放して、御霊の安らかな眠りについて頂くことからしか、戦後の原点をと
    り戻すはできない。

     従来、何故、遺骨収容作業が遅れてきたのは厚労省と外務省とがお互いの省側
    のご都合主義により結果的に先送りにしてきたのであり、これを官邸主導で推進
    しようとする姿勢を見せたことは歴代の政権でもして来なかったことであり、安
    倍政権が英霊の御霊の鎮魂をすることが「日本をとり戻す」原点にしたいという
    気持ちが伝わって来る。

     そしてわが国へのミサイル発射という危機の真っ最中にある中で、硫黄島訪問
    を敢行したことは、英霊との絆を守ることが国を守ることであることを国民に深
    くアピールする行動であった。

    ●安倍首相 硫黄島の遺骨収容「官邸がリーダーシップをとって進める」
     [産経ニュース2013.4.14 17:05より抜粋]

     安倍晋三首相は14日、太平洋戦争で亡くなった日本兵の遺骨収容作業を硫黄
    島(東京都小笠原村)で視察し、「官邸がリーダーシップをとって各省庁をまと
    めて進めていきたい」と述べ、政府として遺骨収容の取り組みを強化していく考
    えを示した。硫黄島での視察終了後、記者団に述べた。

     遺骨収容現場などを回った安倍首相は、自衛隊の硫黄島基地の下にある戦中の
    地下壕を地表からレーダーで探査する作業を視察。新藤義孝総務相らと黙祷をさ
    さげた。

     同島での遺骨収容は戦没者約2万2千人のうち半数にとどまっている。首相は
    「いまだに約半数の方々のご遺骨は眠ったままで、遺骨帰還事業を着実に進めて
    いきたい」と強調した。

  • ■地方議員懇談会総会に議員が54名、結集、日本再生の決意新たに

    昨4月13日(土)の午後、大阪府神社庁会館2階において「地方議会がリードし、日本再生を!」と題して日本会議大阪・神政連大阪地方議員懇談会 平成25年度合同総会が開催され、国会議員2名をはじめ府内の地方議員52名、日本会議会員43名、総勢97名が集まった。地方議員がこれだけ集まったことはなく、過去最高の参加者となった。昨年末の総選挙後、国政では憲法の見直しに賛同する勢力が多数を占める構造がつくられる中で地方議員懇談会全体としては初めての行事となったが、昨年を上回る16府・市議会で自民、維新と会派を越えて多くの議員が参加したことの意義は大きかったと思う。

    髙野会長の挨拶
    髙野会長の挨拶

    最初に髙野伸生・地方議員懇談会会長(大阪市議会)から子供達に誇りある伝統を伝えていくために皆で頑張っていこうとの激励の挨拶の後、来賓として竹本直一・衆議院議員、馬場伸幸・衆議院議員、衞藤恭・日本会議大阪運営委員長・神政連大阪本部長から挨拶があった。

    続いて昨年度の活動報告を北川悟司・副幹事長(豊中市議会)が行なった。
    「石垣市長の尖閣諸島上陸の許可を求める地方議員署名」及び「尖閣諸島の実効支配の強化を求める地方議員署名」活動の推進や議会決議の推進に成果を上げ、その結果、国会を動かし領海警備強化を図る法案が全会一致で可決成立したことや、女性宮家創設問題に関して政府が行ったパブリックコメントに対して、多くの議員からも積極的に応募があり、結果、政府方針が撤回された原動力の一つになったことなどが確認されていき、改めて懇談会が地方と国会をつなげるパイプ役となっていることが確認されていった。

    熱心に聞き入る参加議員
    熱心に聞き入る参加議員

    さらに25年度運動方針案と新しく懇談会の役員に就任された議員を上島一彦・幹事長(大阪府議会)が提案した。
    この中では引き続いて尖閣諸島の実効支配強化のため、決議と署名活動を展開すること、自衛隊の平時における領域警備のための法整備を求める署名活動を展開すること、日本会議大阪設立15周年記念講演会への参加協力をすること、参議院選挙において憲法改正問題を争点の一つにするよう世論を盛り上げること、8月15日に大阪護國神社を積極的に参拝し、英霊顕彰の世論を盛り上げること、議場に国旗を掲揚していない議会については掲揚を推進することなど満場の拍手で承認された。国民運動側としても、一層、懇談会の議員の先生方と連携をしていくことを決意した。

    最後に水ノ上成彰・副会長より閉会の挨拶があり、地方議会がりードしていく決意を述べられ、懇談会としての一体感を持つことができた総会となった。

    石平先生の記念講演会
    石平先生の記念講演会

    続いて記念講演では評論家・拓殖大学客員教授の石 平先生より「沖縄・尖閣防衛と日中関係」と題して1時間にわたってご講演を頂いたが、日中関係の本質とこれからのわが国の進むべき道を提示して頂き、参加者一同、改めて危機意識を共有することができた。
    そのポイントは以下の通り。

    ・習近平体制は「民族の偉大なる復興」と「強軍」をキーワードとして掲げたが、平和裏ではなく強い軍を使うことによって民族の復興を達成しようとしているもので、ヒトラーの考え方と変わらず、軍国主義化の方向性が強い。また北朝鮮のミサイル発射によって国際的に脅威を与えていることと本質的には変わらない危うさを持っている。

    ・尖閣を狙うことは習近平体制が成果を上げる上で絶好のチャンスであったが、ここに来て、日本に安倍政権が誕生したこことは巡り合わせが悪かった。安倍政権は、東南アジア、ロシア、韓国、そして米国と外交的に強化することによって中国包囲網をつくりつつあり、中国は焦りが出ている。

    ・レーダー照射によって米国を怒らせることにより、一時は尖閣周辺の侵犯・侵入を留まったのは、米国に対する恐れであり、強いものに対して弱くなる姿勢は昔から変わっていない。対外戦争になれば必ず革命がおこり、体制が崩壊することをよくわかっている。

    ・尖閣についてはわが国は一貫して領土問題は存在しないという立場を取り続けることである。中国は日本の立場を切り崩し、領土問題の存在を認めさせる長期戦をしかけているが、わが国は一貫して乗らないことである。

    ・わが国の国益を守るためには関係を悪くする時期も必要である。決して国益と友好とは両立しないものである。

    ・中国は南シナ海、東シナ海の覇権を握ろうとする海洋強国を目指しており、尖閣だけを狙っているのではなく、最終的には東アジア最大の米軍基地が存在しているを狙っている。一方、沖縄は日本の生命線でもある。

    ・中国の海洋戦略を阻止するために、早急に憲法改正によって、自衛隊に名誉ある地位を与え、防衛体制を確立すること、日米同盟を強化し、膨張政策をとめる政策を実施していくことである。

    続いて懇親会では、多くの議員が残り、会員とともに熱心に語らいのひとときを持つことができた。

    総会は地方議員であるからこそ、地方議会での様々に問題を解決するとともに国家基本問題について積極的に関わって国政に地方の正当に声を届けることの大切さを十分に再認識できた内容となったと思う。

  • ■サッチャー英国元首相が死去

     英国のサッチャー元首相が死去したが、やはり20世紀を代表する政治家であっ
    たことは間違いがなく、その死を悼む声が英国のみならず世界から起こっている。

     どこでもとり挙げられているが、同氏が登場するまでは英国は慢性的な「英国
    病」となっており、政治的、経済的、教育的にもその国力低迷は目を覆いがたい
    のがあった。しかし断固として強固な意志力で「鉄の女」と称せられ、「小さな
    政府」「国力重視」だけにとどまらず、教育面においても組合と徹底して闘い、
    誇りある歴史を記した教科書を学校現場で使用し、教育水準局を設置することに
    より、目標を達成することができなかった学校は統廃合をすることによって教育
    を立ち直らせたこと、またフォークランド紛争では自国の領土を守るために遠く
    南半球に軍隊を送り込み、毅然として領土を守ったことなど、今日の日本再生の
    方向性のモデルを同氏がつくったのではないかと思うことがしばしばであった。

     そして米国レーガン大統領との組んでの、反共産主義を貫き、ソ連のコバル
    チョフ書記長との対話による冷戦の終結への貢献は、自国だけでなく国際政治を
    リードしていく気概に満ち溢れていた。

     一国の指導者とはかく信念を持ち合わせたサッチャー氏のような人物をいうも
    のと思っていたが、死去により確実に時代は別の次元に移ったことを実感せざる
    を得なかった。心より冥福をお祈りしたい。

  • ■返還計画が県民の願いとの世論を高める段階に入った

     ようやくにして普天間飛行場の返還については、県内、辺野古基地への移設を
    前提にして平成34年度以降に返還することで日米が合意したという。これまで沖
    縄基地返還問題については新左翼勢力に握られ、沖縄県民の願いが正確に国民に
    伝わらなかったことが、必要以上に問題をこじらせてきたことに加えて、鳩山氏
    による「最低でも県外へ」と公言したことにより、日米の信頼関係を壊したこと
    も大きかった。

     この問題では常に政府が沖縄県知事と会談し、理解をを求めるという構造だけ
    となっているが、そろそろ辺野古基地への移設が基地負担軽減と世界で最も危険
    だと指摘されている危険性を除くことが県民の総意であるという勢力が県当局や
    名護市、宜野湾市に働きかけていかねば、解決の方途がなくなっているのではあ
    るまいか。

     そもそも何故、基地があり、オスプレイが配備されているのかを政府だけでな
    く、県民が盛り上げていく段に来てあり、これができなければ尖閣防衛は危うい
    ものとなっていくのではないか。

    ●普天間返還、22年度以降に 沖縄米軍で日米合意
    [産経ニュース 2013.4.5 20:10から抜粋]

     日米両政府は5日、沖縄本島で米軍嘉手納基地より南にある施設・区域の返還
    計画について合意した。焦点の普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)は「2022年
    度またはその後返還可能」と明記。地元が反対している名護市辺野古沿岸部への
    県内移設を前提としているため、返還期限は確定しなかった。計1048ヘク
    タール余りのうち、地元が早期返還を望む牧港補給地区(浦添市)は、大半が
    24年度以降に返還する。

     政権として沖縄の基地負担軽減に取り組む姿勢を示し、辺野古埋め立てに必要
    な仲井真弘多県知事の承認を得るために環境整備を図る狙い。県側の反発は根強
    く、理解を得るめどは立たない。計画は3年ごとに見直す。

     普天間は、飛行場と司令部機能を辺野古のキャンプ・シュワブに移設すること
    が返還条件。普天間以外の5施設・区域は13カ所に分け、最短年度を示した後
    で「またはその後」と付け加え、さらに注釈で「遅延する場合がある」と記した。

  • ■日本維新の会、憲法改正を党綱領に盛る

     去る3月30日に日本維新の会の党大会が大阪で開催されたが、綱領に明確に憲
    法改正を掲げ、良き伝統を「保守」していくこと、「強い日本」、価値観外交を
    展開することを文言に持ったことの歴史的意義はやはり大きい。

     はっきりとした国家観を把持する決意をしたことは自民党と同じ方向を向いて
    いることを国民に十分に知悉させ、参院選後の憲法改正の動きには少なくとも自
    民党と維新が国会をリードしていくことになるだろう。

     統治機構については分権を主張している点は、少しく理解できないところもあ
    るが、今は国をどのように持っていきたいのかの姿勢が最も大事な点であり、国
    を守っていくていう点では維新は名実にともに地方政党ではなく、国の将来を担
    える政党になったことを実感したニュースであった。

     参考までに維新の会の綱領骨子は以下の通り。

     ・占領憲法を大幅に改正して国家を蘇生

     ・良き伝統を保守しながらも多様な価値観を認めあう開かれた社会を構築

     ・創意工夫と自由な競争で経済と社会を活性化し、賢くて強い日本を構築

     ・法の支配、自由主義、民主主義の価値を共有する国と連帯し世界平和に貢献

     ・決定でき責任を負う民主主義と統治機構を構築するため体制維新を実行

  • ■一票の格差問題による「無効」と現実の政治構造とは別ではないか

     この2、3日間、5月3日開催の第15回憲法シンポジウムの案内や6月8日開
    催の櫻井よしこ先生、百地章先生をお招きしての日本会議大阪設立15周年記念講
    演会の案内の発送作業にかかり切りで大変であったが、ようやく一通りの計画を
    終了できる見通しが立ち、少し安心した気分でいる。

     と思っていた矢先、今度は弁護士グループが全国各地で昨年の衆議院選挙での
    投票状況の一票の格差問題について提訴、判決が違憲状態であるだけでなく、選
    挙そのものが無効であるとの判断やあるいは期限を設定することなく即時無効と
    の強硬な判断を下すなど、連日報道されていることが気になった。

     確かに一票の格差の問題についてはかつて最高裁が違憲状態である判断を出し
    てから何もしてこなかった政治の不作為は重大問題であり、定数是正一つにして
    も身を切ることは自らの政治生命に関わる事案であるだけになかなか動きが鈍い
    のが現実である。

     それにしても、ある議員が「司法の立法への政治介入ではないか」と批判をし
    ていたが、司法判断が直近の衆議院選挙を無効にするというのは、やはり乱暴で
    はないかと思うのだ。しかも一連の判決は誰も憲法上、反論することのできない
    自明の前提であるから厄介である。さらにマスコミも違憲状態のままの国会は果
    たして成り立つのかといった調子で判決の意味を誇大に報道しているために国会
    の正当性に対する国民の不信感を増大させているのに一役買っている。

     小生には提訴した弁護士グループが一体、どんな目的で提訴をしたのか、また
    判決を下して裁判官がどのようなことを背景にして「無効」という用語を用いる
    のかは、皆目見当がつかないが、ある種、形を変えた反政府運動のような気がし
    てならない。

     誤解をおそれずに言えば、この動きと今日の国民の危機意識を背景とした政治
    構造は全く別物であることを明確に言う識者がいてもいいと思う。しかし、あま
    りそういう論調を見たことはない。何か不愉快な気持ちにさせられる動きである。

     ただし勿論、今の選挙制度が著しく不公平であることは間違いがないことは付
    言しておきたい。