投稿者: 丸山公紀

  • ■平成24年度 戦没者追悼祈念講演会 ~英霊のこころを日本再生の力に~

     終戦から70年近くが経過し、修羅場と化した戦場を生き抜いた最前線の若き兵
    士達の証言がかろうじて存在する時代となりました。英霊の心を顕彰するとは真
    実の戦場を駆け抜けた人々の思い、その人々を支えて来られたご遺族の思いに身
    を寄せることだと思います。
    
     今日、喫緊の課題である領土領海を守ること、皇室の伝統を守ることをしなけ
    れば、わが国は二度と立ち直る機会がなくなる危機にあります。それは戦後の私
    達が今の日本の何が問題で、何を変えなければならないのか、わからなくなって
    いるからだと思います。この時こそ英霊のこころ-戦われた若き兵士らの闘志、
    使命感、責任感をわが身に甦らせ、日本再生の力にしていきたいと思います。
    
     今回は戦場から生還した元兵士の語りを丹念に取材したノンフィクション作家
    の門田隆将氏が戦場の真実をお話します。是非、護國神社・住之江会館にお集り
    下さい。
    
    ●日 時 8月15日(水)午後2時~4時半(開場 1時半)
         ※正午から大阪護國神社本殿にて英霊感謝祭を斎行しますので、ご参
          列の方は11時50分までにご集合下さい。
    
    ●場 所  住之江会館ホール TEL 06-6681-3401
          大阪市住之江区南加賀屋1-1-95大阪護國神社境内 奥の建物
          地下鉄・四ツ橋線「住之江公園」駅下車①番出口から徒歩すぐ
          ※お車のご利用はなるべくご遠慮下さい。
    
    ●記念講演(2時45~4時15分)
     演題『 若き兵士の最後の証言 』
     講師  門田 隆将   氏(ノンフィクション作家)
    
    【略 歴】昭和33年、高知県生まれ。中央大学法学部卒。雑誌メディアを中心
    に、政治、経済、司法、事件、歴史、スポーツなどの幅広いジャンルで活躍して
    いる。著書に『裁判官が日本を滅ぼす』『甲子園への遺言』(NHKドラマ「フル
    スイング」の原案)『なぜ君は絶望と闘えたのか-本村洋の3300日』『神宮の奇
    跡』『康子十九歳 戦渦の日記』『激突!裁判官制度 井上薫VS門田隆将』『こ
    の命、義に捧ぐ-台湾を救った陸軍中将 根本博の奇跡』(第19回山本七平賞受
    賞)『太平洋戦争 最後の証言』(第一部 零戦・特攻編、第二部 陸軍玉砕
    編、第三部 大和沈没編)などがある。
    
    ※入場無料
    
    ●主 催 英霊にこたえる会大阪府本部  TEL 06-6681-3401 FAX 06-6683-7397
          〒559-0015 大阪市住之江区南加賀屋1-1-95 住之江会館内
          日 本 会 議 大 阪 TEL 06-6245-5741 FAX 06-6243-1682
          〒541-0056 大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺6号 大阪府神社庁内
               (担当 丸山)
  • ■平成24年 親子・護國神社清掃奉仕

     ~真夏の半日、親子一緒に英霊に感謝の心を込めて~
    
     幕末から大東亜戦争に亙って、命をかけて日本の国を守って下さった全国の英
    霊の御霊をお祭りしている靖國神社に対して、地元の英霊をお祭りしているのが
    各都道府県にある護國神社です。
     ここにこうして私たちが生かされているのも先人の人達のおかげです。
     平成17年夏から始めた親子・護國神社清掃奉仕も親御さん、お子さんに大変好
    評です。今年も護國神社清掃奉仕、親子一緒に感謝を込めて護國神社境内を清
    め、先人の皆様に喜んで頂きましょう。お知り合いの方にも是非、お知らせ下さい。
    ※涼しいうちに行いますので、早朝からの集合となります。
    
    ●日 時 8月5日(日)午前8時~正午
    (午前7時50分までに集合して下さい)
    
    ●会 場 大阪護國神社境内
          大阪市住之江区南加賀屋1-1-77 
          ℡ 06-6681-2372
          地下鉄 四ツ橋線「住之江公園」駅下車
          ①番出口から徒歩すぐ
    
    ●内 容 ・参拝
          ・ラジオ体操
           (8時15分~ 8時45分)
          ・境内の清掃
           (9時~11時)
          ・懇談会(11時~正午)
    
    ●持ち物  軍手(汗をかきますので、着替えが必要な方は用意して下さい。)
    ※参加無料 おむすび・お菓子・ジュース差し入れがあります。
    ※ご参加ご希望の方は、8月3日(金)までに事務局へご連絡下さい。
    ※雨天の場合は中止致します
    (当日の連絡先は携帯 090-2598-6497 丸山までご一報下さい)
    
    ■主 催 英霊にこたえる会大阪府本部
          〒559-0015 大阪市住之江区南加賀屋1-1-95 住之江会館内
          TEL 06-6681-3401 FAX 06-6683-7397
         日本会議大阪
          〒541-0056 大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺6号 大阪府神社庁内
          TEL 06-6245-5741 FAX 06-6243-1682
    
    
  • ■国会の混乱に関わらず、皇室の伝統を壊す動きに注視を

      昨日29日の産経では、政府が女性皇族がご結婚した場合には、現在、使われている「内親王」「女王」のような尊称をつけることによって、準皇族の御立場で天皇陛下の公的行為をお助けする形にする手立てができる皇室典範改正案を年内にとりまとめて、来年の通常国会に提出する予定であることが掲載されていた。しかし、歴史上、かつてない女性宮家を創設することとなるのか、一代宮家とするのかは曖昧となったままで、極めて不完全な方針である。

      これに関して、藤村官房長官は方針が事実であるのかと問われると、否定したということであるが、有識者ヒアリングが7月5日に行われた後、これ以降、行うかどうか、言葉を濁しており、政府が女性宮家創設するのか、諦めたのはわからずに憶測を呼んでいる。

      確かにご結婚された場合の女性皇族がそのまま皇族に留まり、宮家を創設することが女系天皇の端緒につながるおそれがあることから反対をとなえる識者も、創設すること自体に賛同している識者も尊称をつけることには賛同していることから、政府はその折衷をとろうとしているように感じるが、問題の重大性を深くは認識していないように感じる。

      国会が混乱を来す中で、皇室継承制度に関わる問題についても動きが止まっていると思ったが、実は皇室の伝統を覆す画策は着実に進んでいることに、国民は大いなる危機感を持つべきである。 

     大阪ではこの動きに対応するために、年内に本会を母体にしつつ、天皇陛下御即位二十年奉祝大阪実行委員会に加盟して頂いた各界各層の方々に働きかけて、皇室の伝統を守る大阪府民の会(仮称)を設立し、政府の姿勢に対して、対社会的にアピールしていく予定となっている。

  • 日本会議全国縦断キャラバン隊来阪 皇室の伝統、尖閣・沖縄を守る府民集会のご案内

     本年度の日本会議全国縦断キャラバンは、万世一系の男系による皇位継承制度
    の確立と、尖閣・沖縄防衛については昨年より推進している領海警備強化法案の
    実現と都知事発言を支持し、尖閣諸島の実効支配の確立を目指す運動の推進を訴
    えていきます。
    
    ◎ご参加ご希望の方は、7/23(月)までに下記、事務局へご一報下さるか、日本
    会議大阪のメールアドレスへご一報下さい。
     nippon@jp.bigplanet.com
    
    ・日 時 7月26日(木)午後2時~4時 (開場1時半)
    
    ・場 所 大阪府神社庁会館5階 TEL 06-6245-5741
              ◎駐車場がありませんので、車でのご参加はご遠慮下さい。
    
    ・各界からのご挨拶
    
    ・報 告 日本会議全国縦断キャラバン・中日本隊より
     (中日本隊は7月21日~8月5日まで近畿、北陸、東海地区を回っています)
    
    ・資料代 1,000円
       (正会員以上の方は無料です。この機会に是非、正会員にご入会下さい)
    
     ※街頭署名のご案内 ※万一、雨天の場合には中止となる場合もありますの
      で、事務局へご連絡下さい。
    
     キャラバン隊メンバーと街頭での尖閣購入募金及び署名活動を展開致します。
    
    ◎午後5時~6時  難波高島屋前
    
     ・主 催 日本会議大阪 
          TEL 06-6245-5741 FAX 06-6243-1682(担当 丸山)
  • ■消費税増税法案、衆院で可決

     
     結局、消費税増税関連法案は、小沢氏をはじめとする反対派グループの造反を
    出したものの、衆院で可決された。今後は実質、参院で法案がどうなっていくの
    か、民主党分裂のひきがねとなった小沢グループが新党を立ち上げることとなる
    のか、総選挙がどうなっていくかに焦点が絞られていきそうであるが、国民のほ
    とんどは政局になるこの様を苦々しく見ていたのではなかろうか。
    
     典型的なのは昨日の昼間からのバラエティー番組で法案可決がなるのかどうか
    を興味本位で映し出されていたことだ。もはや国会の状況が茶の間での「お笑
    い」と一緒になって、コメントされているのである。
    
     それでいて、消費税増税及び関連法案、税と福祉の一体化法案が成立すること
    が、現状より改善されることとなるのか、そうならないのか、ほとんどの国民に
    はわからないのではないか。素朴に考えると、消費税をアップさせなければもは
    や年金制度は維持できないことは誰の目から見ても明らかなことである。増税が
    導入されることによって、景気は冷え込むことになるのか、その根本的なところ
    は、ほとんど議論されなかったのは事実であり、また消費税をアップすることを
    野田首相は政治生命を賭けるとしたが、与野党を越えた技術的な問題について政
    治生命を賭けると言っていいのか、これとて疑問である。
    
     参院の審議でもまた政局絡みとなるのか、わからないが、「何も決められな
    い」政治を繰り広げているのは党の結束を謳っている民主党であり、自民党であ
    り、今のままでは何も変わらないような気がするのだ。
  • ■中河内支部総会に約100名が参加

    会場前の受付風景
    会場前の受付風景
     昨日6月24日(日)の午後、日本会議大阪中河内支部第7回総会が東大阪市 
    街の駅 クレアホール・ふせで開催され、長尾たかし・衆議院議員、3名の地方
    議員の他、会員約100名が集まった。小生も芦立事務局長とともに参加、北摂、
    北河内支部からも代表が参加された。。
    
     中東支部長(枚岡神社宮司)の挨拶の中では、丁度、折よく当日の産経の大阪
    版の「リポート大阪2012」でご自身の働きかけによって東大阪市松原自治会で祝
    日に国旗掲揚をするようになったことが記事になっていることをと紹介され、震
    災の国難を乗り越え、復興するには日本人の心を一つにすることができる国旗掲
    揚が必要であることを強調された。
    
     第1部の総会では議事が滞りなく審議、承認された。
    石平先生の記念講演
    石平先生の記念講演
     第2部の講演会では、石平先生(評論家)が「中国の政治経済情勢と日中関係
    のゆくえ」と題して、お話をされた。
    
     先生は、中国の動向を知るためには中共のこれまでの歴史を辿り、今日の中国
    は鄧小平時代からの解放路線を継承していること海洋拡大戦略を堅持しているこ
    とを紹介、このままいくと紙幣の増刷によるインフレから経済は衰退するととも
    に貧富の差が増大する解放経済の矛盾が起きること、さらにトップが変わるこの
    時期には、尖閣問題で日本と事を構える余裕がないこと、逆に我が国はできるだ
    け早く尖閣諸島の実効支配の体制を整えるチャンスであること、また南シナ海を
    巡って、ベトナムやフィリピンのように領海法を制定し、米国にアジアへ引き寄
    せる戦略をとるなど、毅然と中国を牽制している姿勢に学ぶことも必要であると
    指摘された。非常にわかりやすく、説得力のある内容であった。
    
     その後、役員を中心として懇親会を開催、今後の国民運動の展開を誓い合うひ
    とときとなった。
    
    
  • ■本日は沖縄慰霊の日。野田首相、第11管区海保本部を激励

     本日は67回目の沖縄慰霊の日。糸満市摩文仁の平和祈念公園で「沖縄全戦没者
    追悼式」が開催され、野田首相、衆参両院議長、川端沖縄担当相が参列して、御
    霊に慰霊したことは評価したい。
    
     国民的に沖縄戦終結の日に、もう一度、しばし御霊に頭を垂れ、追悼と感謝の
    誠を捧げることは当然の責務である。
    
     こんな時にも小沢グループは新党結成を目指して態度のはっきり態度を示して
    いない議員に対して更に離党をすすめているというのだから、何をかいわんやで
    ある。この人たちの行動原理がどこから出ているのかは今日の行動で誰でもわか
    ることであろう。
    
     同時にその足で野田首相は第11管区海保本部に激励に行ったとのことである
    が、これまでの首相はそれすらしていなかったわけであるから、これも評価でき
    るのではないか。ただし、「海の守り神として大いに活躍を祈念する」と挨拶し
    たのであれば、その環境を整備することは首相の任務であることを忘れてもらっ
    ては困るというものだ。
    
    ●首相が第11管区海保本部視察 「諸君は国境を守る精鋭たちだ」と職員激励
    [産経ニュース 2012.6.23 17:20 抜粋]
    
     野田佳彦首相は23日、沖縄本島周辺海域の警備にあたる第11管区海上保安
    本部(那覇市)を視察し、職員らを前に「諸君は沖縄の本土復帰以来40年にわ
    たり、周辺諸国の利益が交錯する国境の最前線を担当する精鋭たちだ。諸君の
    日々の活躍はわが国の誇りだ」と語り、激励した。
    
     首相は職員から周辺海域の地形や警備状況などについて説明を受け、「尖閣諸
    島周辺海域をはじめとする領海の警戒警備がいかに過酷な業務か、認識を新たに
    した。海の守り神として大いに活躍することを祈念する」と述べた。
  • ■女性の会が設立10周年を記念して、記念誌『あゆみ』を発刊!

    ■女性の会が設立10周年を記念して、記念誌『あゆみ』を発刊!

     日本会議大阪女性の会は、平成13年11月に発足して以来、昨年23年で10周年を
    迎え、同年10月に大阪市内のドーンセンターにおいて義家弘介・参議院議員を招
    いての設立10周年記念の教育講演会を開催しました。
    
     その後、10年の歩みを記録に残そうと役員一同で、毎月のように編集会議を開
    催し、この6月1日に記念誌を発刊致しました。
    
     女性の会が設立した前後から全国でジェンダーフリーの風潮が蔓延、府内自治
    体で家族の絆を崩壊させるような男女共同参画条例制定の動きがある中で、果敢
    に地方議員の方々に働きかけを行い、大阪市のように過激な条例案に歯止めをか
    ける成果を挙げたり、家族の絆、子育ての大切さ、教育問題、そしてご皇室の問
    題を中心とする教育講演会を開催したり、自衛隊への激励の千羽鶴を贈呈するな
    ど、女性ならではの国民運動を展開して来ました。
    
     その一方で平成18年からは家事や仕事の合間を縫って役員・会員間の情報誌と
    して「なみはや通信」を年2回発刊して来ました。
    
     この歩みを今までの行事でご講演頂いた先生方に寄せて頂いたメッセージを散
    りばめながら、教育講演会、研修会・社会活動、講演会の案内チラシ、年表、
    「なみはや通信」バックナンバー(併せて代表的な抜粋箇所を掲載)をまとめた
    ものとなっています。冊子を繙くと、10年間、いろいろと活動してきた女性の会
    の頑張りが彷彿と思い出されます。
    ■女性の会記念冊子写真
    ■女性の会記念冊子写真
     大阪の女性の会の活動は、これ一冊で全てがわかるようになっております。
    
     ご希望の方は下記へお求め頂きますよう、お願い致します。ご住所、名前、連
    絡先、メールアドレスをお知らせ下さい。
    
    ・1部 500円(送料込み)※送付の際に郵便振込用紙を同封致します。
    
    ◎お求め先 日本会議大阪女性の会
           大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺6号 大阪府神社庁内
            ℡ 06-6245-5741 FAX 06-6243-1682(丸山)
           又は編集委員会事務局 吉田 直子 
                          forest_country1957@yahoo.co.jp

     

  • ■今の時代に変革の原理が喪失しているという自覚を持つこと

      昨日20日の産経の「正論」、長谷川三千子氏(埼玉大学名誉教授)の「維新に学ぶべき日本の根さぐり」の論考は出色であった。と同時に今、現在の時代には誰も困難な問題について解決する者がいないことを多くの人々が直感しているという指摘は、空恐ろしさすら覚えた。 

     戦後、どんなに反国家的、反権力、反米的(反基地)、反体制の言辞を訴えても、その戦闘的な姿勢の裏には、まさか政府が、国が、米国が、体制が崩壊することはなく、無自覚的に安全の手のひらでこれらの人々は依拠していた。そのことをかつて江藤淳氏は、「ごっこの世界」と命名し、憲法問題を巡って、改憲派と護憲派は裏では手を握っていることを指摘していた。 

     しかし、今はどんなに反対しても崩れることのない体制-政府であれ、国であれ、米国であれ、崩壊する可能性があるという、歴史上、人々が体験したことのない時代に生きているという直観は当たっているように思う。 

     そしてもう一点、「維新」という旗に人々―の耳目が集まりやすい中、明治維新は確実に日本の何が問題で、何を変えようという、日本の根っこを維新の志士達は把握していたにもかかわらず、戦後の我々には、その根っこがなくなっていることから、「維新」を断行することは更に難しくなっていることを指摘している。 

     我々は、よく国家再生に向けて、「明治維新」に学び、志士の命懸けの行動の中に変革の原理を見出すことが大切であるというが、この論考は既に変革の原理が喪失していることの自覚を持ち、この身にその根っこを取り戻すことの意志を持つことを訴えているのではないかと思うのだ。

    【正論】

    ●維新に学ぶべき日本の根さぐり  埼玉大学名誉教授・長谷川三千子  [正論 6月20日掲載] 

     今年に入つてからの日本の政治世界は、やれ「大阪維新の会」だの「船中八策」だのと、まるでテレビの歴史ドラマが現実の世界にあふれ出てきたやうな趣である。実際に「維新の会」がどれだけ深く明治維新の精神を理解してゐるのかは不明だし、とりあへずテレビの歴史ドラマの人気にあやかつて名をつけた、といつた軽薄さが臭つてくるのはいなめない。 

     ≪危機の解決者がゐない恐怖≫ 

     けれども「維新」を名のる会がこれだけ注目を集めてゐることの背後には、今の日本において「維新」といふ言葉がこれまでにないリアリティを持ちはじめてゐる、といふことがあるのではないか-そんな気もしてくるのである。 

     言ふまでもなく、明治維新といふ出来事は、近代日本の出発点をなす、きはめて重要な出来事である。そこには、いつの世にも人の心をかきたてる数々のドラマがあり、また、それだけでなく、われわれが苦境におちいつたとき、立ち戻るべき原点がある。だからこそ、われわれは苦境に直面するとき、しばしば維新をふり返るのである。 

     もちろん、かつて自民党政権が確固としてゐたときにも、わが国はさまざまの困難に見舞はれ、そのたびに国民から不満の声があがつたのであるが、そこで「維新」を口にする人は少なかつた。当時は、政府を攻撃する人々自身、どんな問題が生じても結局は政府がどうにかしてくれる、といふ安心と甘えの上に立つて、「反権力」「反政府」の旗を振つてゐたのである。 

     本当に、わが国の直面してゐる危機を解決してくれる者が誰もゐないらしい、といふ恐怖感を味はふのは、われわれ日本国民にとつて戦後はじめての体験なのではあるまいか。まさにちやうど幕末のときのやうに、今や根本的な国家の建て直しが必要だといふ意識が人々の心の底で共有されてゐるのではないか。そして、それが「維新」といふ言葉に敏感な反応をみせてゐるのではなからうか…。

     ≪「内からの崩壊」まねいた背景≫

     そんなことを考へてゐたところに、或る若い地方議員たちのグループに出会ふ機会があつた。その名も「龍馬プロジェクト」といふ。〈おいおい、また龍馬かよ〉と最初は一瞬、鼻白んだのであるが、会長の神谷宗幣氏の話をじつくりと聞くうちに、ひよつとするとここには、日本再生のための芽の一つが本当に育ちつつあるのかも知れない、といふ気がしてきたのだつた。

    彼らのかかげる政策原理「国是十則」は、とりたてて新奇なものではない。天皇と皇室を敬ひ世界最古の皇統を守り続けること。日本の歴史・伝統・文化を重んじた新しい憲法を制定すること。先人が紡いだ歴史に感謝し、個人の独立自尊の精神を育む国民教育を行ふこと。国の主権と国民の生命財産を守る、しつかりとした国防の体制をつくり上げること。国民が仕事と希望をつかめる、「公益経済」の仕組みを確立すること、等々、どれを取つてもごく普通の真つ当な政策ばかりである。 

     しかし、これら平凡普通の政策主張の背後には、いつたい今の日本の何が問題で、何を変へなければならないのか、といふことについての鋭い直観がひそんでゐる。それは、今の日本人たちは自らの根を見失つてをり、それが「内からの崩壊」をまねいてゐる、といふ直観である。そして、われわれが維新に学ぶべきことの核心は、まさにそこにあるのである。 

     ≪変へるだけのブームにするな≫ 

     苦境のうちにあるとき、人はなんでも変へさへすればよいと思ひがちである。民主党も自民党もダメだから新しい第三極を作らう、とか、都道府県でこんなに低迷がつづいてゐるから道州制に変へようとか、とにかくただ変へることだけを考へてしまふ。そして、さうした心理状態が「維新ブーム」を生んだりもする。 

     しかし、明治維新は決してただ日本を変へたのではない。むしろ日本の本来の根をさぐりあて、その上に国家を築くことによつて、維新は成就したのである。 

     その事実に気付いてみると、今のわれわれの背負ふ課題は、或る意味で幕末の人々が背負つてゐたよりはるかに困難な課題だといふことがわかる。戦後のわれわれは、そのよつて立つべき国家の根を喪失したまゝすごしてきたのだからである。敗戦後の復興も、経済の高度成長も、われわれが本当に根ざすべきより処を失つたまゝ行はれてきた。そして、その間も「内からの崩壊」は静かに少しづつ続いてきたのである。これを建て直すには、なによりもその喪失の自覚が不可欠である。そしてそれを取り戻す意志の持続が不可欠である。 

     3年間かけて全国を行脚して、同志を集めたといふ龍馬プロジェクトには、その課題の自覚と同時に、それを実現するねばり強さがそなはつてゐるやうに見受けられる。かうした若者たちがやがては本当の日本再生への道を築いていつてくれることを願ふばかりである。(はせがわ みちこ)

  • ■日本会議大阪 中河内支部 第7回総会のご案内(再掲載)

    ・日 時 6月24日(日)午後2時~
    
    ・会 場 東大阪市 街の駅 クレアホール・ふせ
          東大阪市足代北2-1-13-101 TEL 06-6618-0216
          近鉄奈良線 布施駅 徒歩2分
         ※お車でのご来場の際には、布施駅前サティ 地下駐車場をご利用下
          さい。
    
    ・総会(2時~3時)
    
    ・記念講演(3時~4時30分)
    
       演題「中国の政治経済情勢と日中関係のゆくえ」
      講師 石 平 先生(評論家)
    
    ・主 催 日本会議大阪中河内支部 TEL 072-981-4177