10日の皇室制度に関する有識者ヒアリングで、櫻井先生と百地先生の意見内容 を拝見して、ようやく女性宮家創設がどこに問題にあるのか、真正面から取りあ げられた思いがした。国民の本当の思いがどこにあるのか、先生方が指示された 資料を目にして、十分に納得のできる内容だと思った。 櫻井先生は「女性宮家と皇位継承の問題を切り離して考えること自体ができな い」「ご皇族とご結婚される一般の男性配偶者とお子様の姓、家系、籍が一体ど うなるのか」など、実に根本的で、さらに具体的に考えた場合に即座に困難にぶ つかることを指摘された。 百地先生は、「女系天皇は憲法上、世襲は男系継承であることを想定している ことを考えると、憲法違反の疑いがある」との指摘も非常に新鮮で説得力のあった。 何よりも皇籍離脱後も皇室の活動を続けることに関連して、その方の生活や称 号について、櫻井先生は公的な経済支援が必要と述べ、百地先生は「皇室御用 掛」(仮称)といった役職への就任案を提唱されたとのことで、天皇陛下を支え る体制は女性宮家創設だけではない選択肢を示されたことは、これまでになかっ た点である。 それにしても、女性宮家創設問題について、賛成反対の論ば出し尽されている 中で、これからも続くということであるが、政府が皇位継承に関わる問題に変質 させようとする動きには、素早い把握と時には首相官邸の準備室への抗議の電話 を入れることも必要だろう。