カテゴリー: 報国日誌

日本会議大阪の日々の活動を綴っています

  • ■維新の勢いは止まったのか-堺市長選をどう見るか

     堺市長選は真っ向から大阪都構想を掲げた新人と反大阪都構想を掲げ、都構想が実現すれば「堺はなくなる」と訴えた現職との一騎打ちとなった。結果は、維新が党派を超えた維新包囲網に屈した形となった。

     しかし、大方のマスコミは、協調関係にあった公明が機に便に動いて、胡維新を見限り、橋本・大阪市長率いる維新の勢いはこれで止まったと評したが、確かに看板政策として、堺市を特別行政区にするという大阪都構想については有権者にとって受け入れがたいものであったが、大阪維新、日本維新の掲げている政策理念は否定されたという証は何一つない。
    にもかかわらず、相乗りをした各党派は、それぞれの立場で勝利に導いてきた功績を訴えているが。ここで本質を見誤ってはならない。
    維新一党で、自民党から民主、共産、社民と呉越同舟の勢力と真っ向から戦ったわけであるから、焦点は地方自治のあり方を巡ったものが主で、逼塞した政治状況の中で、鬱屈した国民感情を、教育現場や組合の行政介入を目に見える形で変えてきた、すさまじいまでの改革の姿勢はうまく救い上げてきたことも事実である。かつ、それが日本再生の確かな処方箋を指し示してきたからである。

     従って、堺市民は都構想実現にノーの答えを出しただけではないのか。小生が一連の選挙戦を見ていて、現職が訴えていた「大阪がひとつになると堺がなくなる」「堺市民の税金は大阪都に持っていかれてしまう」という主張は、非常にわかりやすく、これまで苦労して政令市となり、府に対して特別の権限を手にいれるとともに、歴史的にも貿易都市として自分達で自治を行ってきた自負のようなものを失いたくなかったのではないか。

     維新は安倍政権下で、憲法改正や自立的安全保障、教育改革実現のために積極的に相連携をしていかねばならない党であり、最重要の問題については堺市長選では焦点でなかったことを思えば、次は、この点で堺市民に問うことだ。決して維新の勢いは止まっていないことを、自民党も他の党も自覚しなければならない。

  • 日本の息吹 [大阪版] ~一人がひとりを!~   第168号 平成25年10月号

    戦没追悼祈念講演会に過去最大の300名が参加
     ~感動的だったジャーナリストの佐波優子氏の祈念講演~

    佐波氏の講演
    佐波氏の講演
     
    去る8月15日の68回目の終戦記念日、英霊にこたえる会大阪府本部と日本会議大阪が共催して、「平成25年度戦没者追悼祈念講演会~語り合う感謝の心」が、大阪護國神社境内奥の住之江会館・ホールで開催された。
     講演会に先立ち、正午から行われた護國神社拝殿で行われた英霊感謝祭の時は、拝殿内には300名以上の参加者が席に座った。例年以上の灼熱が太陽と照り付けて、むっとする蒸し暑さで汗ばんだが、境内はさらに照り返しで、暑さが増していた。しかし、いつもであれば感謝祭が始まる時には、ほとんど参拝者の列は途絶えてしまうのであるが、今年はお祭りが始まっても次々と参拝する人々の列が続き、さらに拝殿前の木立の日陰に多くの人々が佇み、じっとお祭りの次第が進んでいくのを注視していた。英霊の御霊がおわすがごとく、参列者はご英霊と心の対話をしているのではないかと思った。国会議員の他に、地方議員も約20名が参列、お参りに来られる方も、家族連れでこられる若い人が目につき、ようやくこの日を迎えることの意義を議員や若い人が再認識し出したのではないかと改めて思った。
     午後2時から開催された祈念講演会では、地元選出国会議員(代理)1名、地方議員10名はじめ会員はじめ一般府民約300名がホール一杯に埋め尽くし、その都度、椅子を入れるなどして立錐の余地がないほどの盛況ぶりで、終戦記念日としては最大と言っていいほどの参加規模となった。
     追悼式典では、国歌斉唱後に続いて、黙祷、今回は英霊の御霊とともに7月下旬にご逝去された
    故・浦田悦明・英霊にこたえる会大阪府本部会長の御霊にも黙祷を捧げた。続いて、衞藤運営委員長の挨拶、来賓として髙野伸生・地方議員懇談会会長と上島一彦・地方議員懇談会幹事長からの挨拶があった。続いて「海ゆかば」を2回唱和、場内は一気に追悼の気持ちが湧きあがった。
     そして講演の時間に入り、ジャーナリスト・フリーアナウンサーの佐波優子さんより、「今、若者はあの戦争をどう語り継ぐのか~英霊のご遺骨を祖国へお迎えして~」と題して、約90分間、お話を頂いた。戦後世代の若者として、22才から11回にわたって、フィリピン、ニューギニア、硫黄島、シベリアなどでご遺骨を祖国へお迎えする体験を紹介しながら、ご遺骨がどのような状態になっているのか、現地の人々と厚労省のやりとりやご遺族の様子を紹介される中で、英霊が喜ぶような日本にしていきたいとの思いが直かに伝わってきた。
     次に同氏が予備自衛官として訓練している体験を紹介しながら、若者との対話の中で、こんなに苦しい訓練をしながら自分達は一時的であるに関わらず、現役自衛官は国民を守るためにこの訓練に耐えていることに思いを致した時に、自衛官に対する感謝の心が湧いてきたことや上官から今の交戦規定では自衛官の生命すら守れないことを聞かされ、危機感を持っていることも紹介された。
    そして、若者はどうしたらよいのかということについては、虚偽の歴史から真実の歴史に気づいている若者を増えていて、必ず、そのような若者が日本を立て直していくという確信のある言葉を発してもらったことは大いに勇気づれものがあった。佐波氏の実直な人柄と行動に移している姿勢に、参加者の多くが共鳴して、大いに希望の持てる講演内容であった。
     最後に、英霊にこたえる会大阪府本部理事の尾﨑 博氏が講師への謝礼と閉会の挨拶を行い、
    厳粛でありながら、こう一度、今日という日の意義を噛みしめることのできた講演会を終えることができた。

    日本会議全国縦断キャラバン来阪、「皇室の伝統を守り、尖閣・防衛と憲法改正実現に向けた府民集会」に200名が参加

    鈴木隊長による運動提起
    鈴木隊長による運動提起

     去る8月30日(金)の午前中、尖閣・沖縄防衛へ向けた自衛隊法改正や基地問題の解決、憲法改正へ向けた世論の喚起を訴えている日本会議全国縦断キャラバン4名が大阪府神社庁に合流した。
     早速、大阪市役所で大阪維新の会大阪市議団の辻議員、続いて自民党大阪府の連で髙野幹事長(日本会議大阪地方議員懇談会会長)、稲垣事務局長へ「普天間基地の危険性を除去し、辺野古の米軍基地への統合・縮小の実現に賛同する地方議員署名」への協力を要請した。辻議員は、早速、維新の会へ働きかけることを約束、また自民党府連も既に府連から各議員団へ署名要請が流していること、また大阪市議団全員の署名用紙を受け取るなど、基地問題の解決の趣旨が浸透していた。
     そして午後からは大阪府神社庁会館で、「皇室の伝統を守り、尖閣・沖縄防衛と憲法改正実現に向けた府民集会」を開催、2名の国会議員(うち、1名は本人)、6名の首長、地方議員をはじめ、平日にもかかわらず約200名の参加者があった。
     衞藤・運営委員長の挨拶、髙野・日本会議大阪地方議員懇談会会長、中山・衆議院議員の挨拶の後、全国縦断キャラバン西日本A隊の鈴木隊長よりDVDを活用しながら、沖縄・沖縄防衛の現状と基地問題について、憲法改正の実現に向けて、国民投票の過半数を獲得するため、「9条の会」を凌駕する組織陣形をつくっていく重要性が語られ、この3年間、全力で運動していくことを確認できた。
     続いて、去る6月24日に開催された天皇皇后両陛下の奉迎活動の記録ビデオが試写の形で、上映され、当時の感動が再び感じることができ、集会の雰囲気が高まった。(奉迎活動の報告集は9月末に発刊、ビデオは10月頃に完成の予定です。)
     その後の質疑応答も活発に行われ、沖縄基地問題、憲法問題についての理解に資することができた。
     台風の影響もあり、午後からは時折、小雨を振ったり止んだりしたこともあり、当初予定していた、難波高島屋での署名活動は中止した。

    沖縄基地問題解決に向けて、「普天間基地の危険性を一日も早く除去し、
    経済振興と辺野古の米軍基地への統合・縮小の実現する5万名署名」に向け、沖縄県在住の方をご紹介下さい!

     
    尖閣・沖縄防衛のためには基地問題を現実的に解決することが重要となっており、普天間基地の米軍基地の統合・縮小のための第一歩として仲井眞・沖縄県知事が政府が3月に申請した辺野古の埋立承諾の申請を許可することが喫緊の課題となっております。
    来る11月24日(日)には、「沖縄県民の会」が主催して知事に対して標題の署名5万名を積み上げて、沖縄県民総決起大会を開催し、知事の決断を迫ることとなっています。そこで、会員の皆さんには、趣旨に賛成の沖縄県民の方をご紹介頂きますよう、お願い致します。対象者がおられましたら、同封のチラシに対象者のお名前をご記入頂き、本部FAX 03-3476-5612へご送信下さい。
    期限は10月一杯とさせて頂きます。

    《府本部関係行事のご案内》 

    大阪護國神社秋季例大祭

     今回は日曜日と当たりますので、一人でも多くの方々にご参列をお願い致します。
    ・日 時 10月20日(日)午前10時~11時
    ・場 所 大阪護國神社境内 TEL 06-6681-2372 地下鉄四ツ橋線「住之江公園」下車、①番
    出口からすぐ

    北摂支部 議員と会員の懇談会

    ・日 時 10月28日(月)午後3時~
    ・会 場 ホテルアイボリー TEL 06-6849-1111 阪急「豊中」駅下車すぐ
    ・内 容 北摂支部内の地方議員との意見交換会
    ・参加費 3,000円(議員の方は無料)
    ・主 催 日本会議大阪北摂支部(担当 吉田 TEL 06-6380-1370)

    第4回靖國神社参拝ツアー

    ・日 時 10月29・30日( 火・水 )
    ・集 合 JR新大阪駅 3F中央改札口( 9:20集合 )
    ・参加費 48.000円( 交通費・宿泊費[ツイン]・食事代込 )
    ・宿 泊 宇都宮ポ-トホテル(宇都宮市内) TEL 028-632-7777
    ※行 程(予定)
     ○ 10月29日(火) 第1日目(集合 9:20)
      JR新大阪 …… JR品川 ⇒ 遊就館(見学)⇒靖國神社(昇殿参拝)⇒ 羽生PA(休憩)
    ⇒ ホテル(宇都宮市内)[近郊で夕食]
     ○ 10月30日(水) 第2日目(解散 19:06)
       ホテル ⇒ 華厳の滝 ⇒日光東照宮・輪王寺・二荒山神社(自由参拝)⇒ 東照宮前[昼食] 羽
    生PA(休憩) ⇒ JR東京 …… JR新大阪(解散)
    ◎ご出席の方は申込者氏名・生年月日・連絡先・住所 、部屋 シングル要・不要
    (追加料金 5千円)を事務局へご一報下さい。
    ◎締切りは9月28日(土)
    ・共 催 神道政治連盟大阪府本部
    ・申込先 日本会議大阪 事務局(担当 丸山 TEL 06-6245-5741 FAX 06-6243-1682)

    女性の会 映画「凛として愛~なぜ日本は戦わなければいけなかったのか~」上映会

    明治開国から大東亜戦争まで、わが近・現代の戦争の歴史を貴重な映像と史実に基づいて再現した戦後初めてのドキュメント映画、教科書では教えられない真実の歴史が、今よみがえります。
    ・日 時 11月16日(土)午後2時~4時
    ・会 場 大阪府神社庁会館5階 大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺6号
    ・入場無料[先着 300名まで]
    ・主 催 日本会議大阪女性の会
    ◎ご参加の方は同封のお申込み用紙をFAX 06-6243-1682へ

  • ■ピースおおさか 自虐展示を撤去することが確実に

     これまで「偏向展示を正す会」や有志の府議会議員が中心となって、ピースおおさかの展示がいかに偏向したもので、かつ毎年、府内の小中学生が課外授業の一環で、見学後に課題が記入している用紙に記入する形式となっており、否応なく粒さに展示物を見ることとなっていて、自然と自虐史観が刷り込まれるようになっている。

     まさに大阪府と大阪市が一緒になって、子供達に偏向した歴史観を注入する装置としての建物である。首長が変わったこと、府も市も財政が逼迫しているという裏事情もありが、なんといっても長年、警鐘を鳴らしてきた人々の努力があつたからこそ、この博物館の異常性が知られた功績は大きい。

     一方で、これまで是正運動を展開してきたにもかかわらず、ほとんど内容が変わってこなかったことは官民挙げてほとんど偏向展示を維持しようとする確信犯グループが巣ぐっていたからに他ならない。

     小生にはそもそも慰霊の中心を護國神社以外にもって来ようとしてきた企画そのものが問題であると思っている。

    ●「南京大虐殺」展示撤去へ ニセ写真、歪曲相次ぎ… ピースおおさか
     [産経ニュース 2013.9.18 10:51 抜粋]

     大阪府と大阪市が出資する財団法人「大阪国際平和センター」(ピースおおさか、大阪市中央区)で、日中戦争中に旧日本軍が行ったとされ、信憑(しんぴょう)性をめぐって議論が分かれる「南京大虐殺」に関する展示が撤去される見込みであることが18日、分かった。25日から始まる府の9月議会で基本設計案(中間報告)が報告され、戦後70年となる平成27年度までのリニューアルを目指す。自虐的な「偏向展示」で知られた同施設は、ようやく正常化に向けて舵を切る。

    ○中国人の生首…無関係写真、真偽不明の資料

     現在の展示は、展示室A「大阪空襲と人々の生活」、展示室B「15年戦争(満州事変から第2次世界大戦まで)」、展示室C「平和の希求」の3部構成で、展示室Bには、旧日本軍の南京攻略後に見つかった中国人の生首とされる写真など「南京大虐殺」のコーナーがある。

     同施設の戦争資料をめぐっては、これまでにも旧日本軍による虐殺現場と説明した出所不明のニセ写真の展示など誤用や歪曲(わいきょく)が指摘され、撤去や修正を繰り返した。2年前にも、朝鮮人労働者の「強制連行」や虐殺・虐待などの解説文と並べて展示した写真4枚が、全く無関係のものだったことが分かり、撤去を余儀なくされた。

     こうしたずさん展示の背景に、ゆがんだ歴史観に基づく「偏狭なイデオロギー」を指摘する声は根強い。先の大戦をめぐる評価や、「南京大虐殺」「強制連行」などの事案の真偽について、多様な見方を示さずに日本をことさら糾弾する立場に立つ自虐史観だ。

    「南京大虐殺」の展示をめぐっても、市民団体や府市議らから、当時のデータや証言を踏まえ、「大虐殺はなかったとする研究結果も出てきた」「旧日本軍を悪逆非道な存在と決めつけ、でっち上げや捏造(ねつぞう)がある」などと虚構性を訴える声が上がり、橋下徹前知事(現大阪市長)が平成23年5月、展示のあり方について「府民の意思を反映すべきだ」と指摘。今年度予算でリニューアルの設計委託費1700万円が計上され、同施設は昨年、全面改装の方針を打ち出した。

     今回の基本設計案によると、新しい展示は昭和20(1945)年の大阪空襲を軸に展開。戦時下の大阪の暮らし▽焼け野原になった大阪▽戦後の復興-などのテーマで構成。府市特別顧問で府立大の橋爪紳也特別教授ら有識者ら4人が監修し、10月末に完成させる予定だ。

     これまでの議論では近年の研究結果も踏まえ、「南京大虐殺」関連の展示は子供たちに戦争の悲惨さを伝えるために必ずしも必須ではない-として盛り込まれなかった。

     展示リニューアルは開館以来初めて。展示の変更理由について、運営法人は年間約7万5千人の来館者のうち約6割を小、中学生らが占めており、「大阪を中心に、子供の目線で平和を自分自身の課題として考えてほしい」としている。

    ・歴史博物館の展示問題に詳しい拓殖大学の藤岡信勝客員教授(教育学)の話
    「大阪空襲の被害も、日本が世界で加害行為をした結果だというのがこれまでのピースおおさかの展示の論理だった。これは1980年代に歴史教科書に自虐史観が登場したのと歩調を合わせ、一部勢力の影響で全国の博物館に持ち込まれたものだ。今回の展示見直しは、歴史博物館の伝統的な形に戻ったものであり、評価できる」

  • ■東京五輪開催に期待する

     2020年東京五輪がIOC総会で決定した。本当に久しぶりと言っていい位の感動劇であった。ここしばらくの間、これほど国民が一つとなって歓喜のひとときを送ったことはなかったのではないか。

     もういろいろな所で五輪招致までの苦労話や開催の意義については書き尽くされて情報過多の思いである。前回の東京五輪が戦後復興をした日本の象徴としてのイベントであったのに対して、今度は高度経済成長の頂点からバブル崩壊後、長期にわたるデフレが続き、かつての輝きを失い、世界の中でも経済力だけでなく、世界に冠たる技術力さえ、新興国の勢いに押され、存在感が希薄となるとともに、未だに東日本大震災からの復興がなされておらず、列島全体が自信を失っている情況の中で、再び、復活できかどうかの最大の好機を与えられたとみる点は、誰も共通の思いを持っているのではないか。

     この間まで東京開催意義が曖昧だと言われていたが、今日の時代に「日本」で開催すること自体が、日本的な価値―おもてなしの精神であり、美徳を重んじる民族性であったり、相互に助け合って、高め合っていくという、表立って言上げはしないが、我々日本人が意識することができるのかが重要であると、猪瀬知事は発言したが、至極当然の内容である。

     高円宮妃久子殿下の大震災援助の感謝のお言葉、そしてパラリンピックの佐藤選手のスポーツの力が人生を変えた力強いメッセージ、そして安倍首相が汚染水問題を政府が毅然として解決をする決意がIOC委員の心に響いたことが招致の要因であろうが、国民の心が一つになり、目標達成に向けて邁進すれば、必ず世界の人々の心を動かすことができることを確信できた。

     これから至る所で国旗が立てられ、若者も顔に国旗のペイントを付けながら応援する場面も多くなるだろうが、こうなるともはや学校教育では国旗国歌の問題を否定的に語る教職員は、子供達からは信頼されなくなるだろう。

     この点は問題はこの五輪が国の誇りを取り戻すために、必ず自虐的な歴史観を克服する起爆剤となるのではないか。何より、プレゼンしたスポーツ選手のメッセージの中に、今日の日本人は一体何を悩んできたのかを改めて感じるのではないか。

     国民全体が稀有の僥倖を自覚的に生かしていこうではないかと思う。こう思わず呼びかけてしまう思いなのだ。

  • ■産経「国民の憲法」のシンポジウムで関西民間憲法臨調代表幹事の奥村文男氏が出演

    なかなか面白い内容ですので、ご覧下さい。

    ●今こそ「前のめり」になる時[産経ニュース 2013.8.16より抜粋

     □元日本共産党政策委員長・筆坂秀世氏

     □元拓殖大総長・小田村四郎氏

     □大阪国際大名誉教授・奥村文男氏

     □司会・丹羽文生拓殖大准教授

     <小田村> この「国民の憲法」要綱は各政党などの改憲案の中でももっとも優れていると感じましたが、どうしても現行憲法にとらわれて、なくてもいい条文が入っている面もあるかと思います。本当に新しい憲法を作るときにはもっと簡潔にしてほしい、というのが全般的な感想です。なお要綱では内閣の章で首相が国務大臣を任命するとなっている一方、天皇の国事行為の中でも国務大臣を任免するとあります。首相のほうは「指名」とすべきではないでしょうか。

     <西> 結果的に117条で「いいな」という語呂あわせ、聖徳太子の十七条の憲法に対して百十七条の憲法、ということはあります。ただ実際には起草作業をしていて、今の憲法に足りないものを補い、解釈が分かれているものを明記したい、と「あれも、これも入れたい」となりました。国務大臣の任命については現行憲法でも同じような規定になっており、それが残ってしまったわけですね。

     <小田村> 「国の構成」の章で「国民主権」という言葉を明記している理由は何でしょうか。

     <奥村> 私も「国民主権」については疑問を持っています。実際、英米法の国では国民主権の語は使われていません。実質的には国民の参政権に吸収されるものではないでしょうか。

     <百地> 国民主権自体は、必ずしも天皇や皇室のご存在と矛盾しないものと考えています。尊大かもしれませんが、国民の支持があったからこそ皇室が存続してきた事実は否定できないわけです。仮に国民主権を削除した場合に、反発が大きすぎるであろうことも考えました。現行憲法にありながら「国民の憲法」要綱にないことは、否定したのかと思われることがありえます。そこで「これも入れておこう」というものがあり、条文数が多くなってしまった面はありました。

     ◆共産党は護憲ではなかった

     <筆坂> せっかくなので共産党と憲法について初めにお話ししたい。今回の選挙でも共産党は護憲を打ち出しており、多くの人はもともと護憲政党だったと思うかもしれないが、それは誤解で、共産党はまぎれもない改憲政党でした。現行憲法の制定時に、政党として反対したのは共産党だけでした。かつては「こんな憲法は破棄すべきだ」とまで言っていたのです。もともとは日本が自前の軍隊を持つべきだとも言っていた。今ではそうした歴史を知らない党員のほうが多いのではないでしょうか。

     さて今度の選挙で改憲を目指す勢力が大きくなって改憲の好機ではありますが、あまり前のめりにならないほうがいいと思います。もっと全国各地でこのようなシンポジウムを開き、理解を深める努力をしてほしいと願っています。

     <田久保> 筆坂さんはかつては天敵でしたが、今お話をうかがってまさに同志だ、と感じました。ただ最後のところで「前のめりになってはいけない」とのことでしたが今、前のめりにならなかったらいつ前のめりになるのでしょうか。早く憲法改正に前のめりになるべきだ、と改めて強調しておきたいと思います。

     ◆もっと分かりやすく簡潔に

     <小田村> 前文で「天皇を国のもといとする」とありますが、国民にとっては聞き慣れないのではないか。もう少し簡潔にできないでしょうか。

     <奥村> 前文で「国家の目標として独立自存の道義国家を目指す」とありますが、道義という言葉の意味が不明で、法と道徳の区別があいまいになっているのではないでしょうか。

     <田久保> 道義国家とは普遍的な価値観だと思うんですよ。民主主義、自由主義、法治主義という国際的に確定した価値観をしっかりと守っていく国ですよ、しかし同時に独立自存ですよ、と高らかにうたい上げたものです。今の憲法、その他の憲法案に比べてわれわれの要綱が優れているのは、この一点にかかっているかもしれません。

     前文について、冗長で繰り返しが多いとのご指摘もありましたが、1章以降の条文と違って前文には多少、情緒的な文言も入れるのが当然だと思われます。「もとい」という一語について、筆者がどれだけ考証を重ねたことか。考えに考え抜いた文言で、それなりの根拠があって時間をかけて練りだした言葉であるということはご承知おき願えればと思います。

     前文にはいろいろご不満もあるかと思いますが、文章論として声高く朗読できるようなものは、ある一部を削って入れ替えるわけにはいかないものです。この前文全体が生き物になっている、という弁明だけさせていただきたい。

     <小田村> 軍の最高指揮権は元首に属するのが国際的な慣例であり、「軍の最高指揮権は、内閣総理大臣が行使する」という規定の前に、例えば「天皇の名において」と入れてもいいのではないでしょうか。

     ◆天皇と軍の関係避けられぬ

     <奥村> 国防の章において、天皇を国家元首とする以上は、軍との関係は避けられないのではないか。元首でありながら軍の指揮とはまったく無関係だとして、“文”と“武”とを完全に分離してしまうことが近代法のあり方として妥当なのかどうか、もう一度検討を願えればと思います。

     <佐瀬> 天皇と軍の関係については当面はつかず離れず、あまりハッキリ結びつけないほうがいいのではないか。私は軍装の天皇は当面、厳に慎むべきで、あまり事を急ぎすぎてはいけないと考えています。

     <大原> 現状は佐瀬先生ご指摘の通り、天皇を軍の最高指揮官の立場に、というのは難しいでしょう。ただし、君主国において元首たるものは皆、軍の最高司令官の地位を持っておられます。天皇と軍とは無関係ではありえません。自分の生命をも犠牲にして任務に臨む人たちに対して栄誉を授与するのは、やはり国民統合の象徴としての天皇がなさることが必要。しかし憲法上、天皇が最高指揮官だと明記するのには、もう少し時間をかけたほうがよかろうと。例えば天皇が軍を観閲されるといった形で、軍との精神的なつながりを持つことを可能にしておくべきでしょう。

     <丹羽> さきほど筆坂先生から「かつて日本共産党は憲法破棄論を唱えたこともあった」という指摘があったが、今でも憲法破棄論を主張する人はいます。どう考えるべきでしょう。

     <田久保> 石原慎太郎さんもそういうことをおっしゃっている。石原さんは尊敬しているが、短気はいけないと思います。66年もこの憲法を持ち続けてきて、憲法とともに関連の法律なども一緒に破棄できますか。天皇陛下は現行憲法のもとで即位されておられる。時間がかかっても、屈辱的な憲法ではあっても、96条に基づいて筋を通して改正していきたい。破棄論には反対だ、というのが私の立場であります。

     <小田村> 憲法改正は前途多難ですが、一歩ずつ前進していく以外ありません。今の憲法には国家観が欠けており、国家を否定した憲法でありますから、日本を取り戻すために一歩ずつ前進していきたい、このように思っております。
    【プロフィル】筆坂秀世

     ふでさか・ひでよ 昭和23年、兵庫県生まれ。高校卒業後、銀行勤務、議員秘書を経て参院議員に。共産党で政策委員長などを務めたが、平成17年に離党。

    【プロフィル】小田村四郎

     おだむら・しろう 大正12年、東京都生まれ。東大法学部卒。行政管理事務次官、拓殖大総長などを歴任した。日本戦略研究フォーラム副会長。

    【プロフィル】奥村文男

     おくむら・ふみお 昭和22年、兵庫県生まれ。京大法学部卒。大阪国際大教授を経て、平成25年から同大名誉教授。憲法学会常務理事などを務める。

    【プロフィル】丹羽文生

     にわ・ふみお 昭和54年、石川県生まれ。拓殖大海外事情研究所助教、東北福祉大非常勤講師を歴任。著書に「日中国交正常化と台湾」など多数。

  • ■野田市長へ応援のメールを!

     ~慰安婦像で虚偽の記述をした米グレンデール市への抗議について~

     今回は、グレンデール市在住の日系人25名が公聴会で反対意見を述べたが、議
    員の投票結果で設置が決定した。しかし、日系人がこれだけきちんと反対意見を
    述べたことは、初めてということもあり、今後の周辺市の銅像設置の動きには一
    定りブレーキとなる可能性があるという。

     それにしてもグ市のホームページに設置について東大阪市が賛意を示している
    かのような虚偽の記述について、東大阪市が抗議の姿勢を示したことは、勇気あ
    る見識の発意であり、府民としても野田市長に激励をしていきたい。応援、宜し
    くお願い致します。

    ◎市長へのメール ホームから入って下さい。
     http://www.city.higashiosaka.lg.jp/

    ●【米西部で慰安婦像設置】
    「賛同」は虚偽 東大阪市が米グレンデール市に抗議 姉妹都市解消も
    【産経ニュース 2013.8.2 07:15 [歴史認識]より抜粋】
     米カリフォルニア州グレンデール市が慰安婦を象徴する少女像を設置した問題
    で、グ市のホームページ(HP)に姉妹都市の大阪府東大阪市が設置に賛同した
    かのような虚偽の記述があるとして、東大阪市がグ市に抗議文を送っていたこと
    が1日、分かった。

     東大阪市の野田義和市長は「一方的な行為で、はなはだ遺憾」とし、グ市が適
    切な対応を取らない場合は姉妹都市提携の解消も視野に検討する考えを示した。

     像は現地の韓国系団体が主導し、7月30日に設置。費用約3万ドル(約
    295万円)は韓国系団体が負担した。しかしグ市のHPには像設置の背景とし
    て、姉妹都市が碑や記念物の設置に興味を寄せていると表明した▽維持費は姉妹
    都市により賄われることを保証する-などと記述されていた。

     東大阪市の職員が7月中旬にHPの記述を見つけ、野田市長名の抗議文を25
    日付でグ市長宛てに郵送した。

     抗議文には「このような意見表明をした事実はない」と修正を求めるとともに
    「像設置は市民の心証をいたく害しており、誠に遺憾」としている。

     像設置をめぐり、東大阪市には同月31日までの約1カ月間で124件の抗議
    が電話などで寄せられた。

     東大阪市は旧枚岡(ひらおか)市時代の昭和35年にグ市と姉妹都市提携を締
    結した。

  • ■府教育委員会への実教出版教科書の採択に関する要望について

     府教委は平成26年度使用の高校用教科書の実教出版の日本史A・日本史Bの特定
    箇所について東京都教育委は使用することは適当でないと考える見解に対して、
    「一面的なものであると考えます」とした。

     一方で文科省が検定に合格したこの教科書について「検定上、誤りとは考えら
    れず、許容されるものである」という見解を示しているところから、一部の記述
    のみをもって、この教科書を採択しないという結論まで至っていないとして、
    最終的には高校教科書については、各学校長の権限と責任のみとで選定理由を明
    確にして選定するようお願いを出した。

     実教出版教科書の問題記述箇所は
    「国旗・国歌法をめぐっては、日の丸・君が代がアジアに対する侵略戦争ではた
    した役割とともに、思想・良心の自由、とりわけ内心の自由をどう保障するかが
    議論となった。政府は、この法律によって国民に国旗掲揚、国歌斉唱などを強制
    するものでないことを国会審議で明らかにした。しかし一部の自治体で公務員へ
    の強制の動きがある」の部分であるが、誰が読んでも大阪府、大阪市の国旗・国歌
    条例を指していると考えるのが普通であり、教科書の中ではそれを「強制」として
    いる。強制とは、地方行政の教育への不当介入を指すということであろう。

     府教委が一面的であるとしたのは、学習指導要領の趣旨や平成24年1月16日最
    高裁での国歌斉唱時の起立斉唱等を教員に求めた校長の職務命令が合憲であると
    認められたことに言及が全くないこと、更に平成26年度高校教科書選定の手引き
    にある「選択・扱い」の「特定の事項・事柄を強調しすぎていたり、一面的な見
    解を十分な配慮なく取り上げていないこと。」に拠っているとしている。

     現時点では、教育基本法に合致した検定基準に近づけること、「国旗国歌」な
    ど法的根拠に基づくものについては政府の見解を教えていくことなど、教科書行
    政を守るための教科書法が制定されていないことを考えると、府教委の指導と助
    言は、ある一定の評価を与えることはできる。

     しかし、神奈川県教育委は、この該当する記述箇所を取り上げ、県教育委は国
    歌斉唱時の起立を教職員に求めていて、7月24日に「不採択になる可能性があ
    る」として使用を希望していた学校長に再考を要請したところ、今月20日の採択
    前に別の教科書に変更したことが明らかとなった。

     この例は神奈川県教育委の「指導助言」が各学校長にきちんと浸透した例であ
    るが、府教委もこのような指導を是非、各学校長にして頂きたいものである。そ
    うでないと教育委員会自らが、選定基準を逸脱してしまうことになりかねないの
    ではないかと思う。

     皆さんには、中原 徹 教育長へ府教委として一面的な記述のある教科書を採
    択することは府教委の選定の手引きから逸脱することを、要望するとともに、こ
    こがよき教育行政の発揮できる点であることを激励して頂きたいと思います。

     中原 徹 教育長
     06-6941-0351 大阪府庁 教育委員会
     http://www.pref.osaka.jp/bu_kyoiku/

  • ■「海賊と呼ばれた男」に流れる誇り高き日本人の姿

     久しぶりに引き込まれる小説に出会った。
     このノンフィクション歴史小説は、ご承知の通りベストセラー作家、百田尚樹によるもので、昨年度本屋大賞を受賞した著書である。従って全国書店のほとんどの店員が目にし、最も支持のあった本である。小生は今日という時代の中で、読めば日本人の誇りを感じることができ、自分の中にもその血が流れていることを共感できる人々がいることに、日本もまんざらでないことを実感している。

     この小説は今日の出光興産創立者の出光佐三氏の幼少から、戦後日本の中で興産として揺るぎない位置を占めるまで至った一代記といっていい。この小説の中では実名を出さずに、佑三は国岡鐵造、興産は国岡商会として描いている。丁稚奉公、支援者の経済的支援、石油を小売商いし、戦前には統制経済の中、満州、台湾への進出を果たし、国岡商会の販路を広げたが、敗戦により全ての海外の資産は失うこととなる。

     しかし鐵造は、社員の一人も馘首をせず、ラジオ修理、戦後残った石油タンクの浚いをするなど、なんとか経営を維持し、今度は国際石油メジャーの包囲網から民族資本を守り続け、イランからの石油の積み出しや製油所を建設したり、石油連盟脱退をする中、最終的に今日の石油供給の自由化の先駆けとなっていった物語を鐵造と国岡商会を中心に次々とふりかかる問題を解決していくところが、非常に誇りあるものとして迫って来る。

     鐵造は、自分の人生は限りない「人間尊重」につながっているものと振り返っているが、今の浮薄化したものではなく、あくまでも国家の命運が石油を国民に供給することを通じて自分の肩にかかっているこという基本の生き方を変えていない。戦後の経済成長とは、時代がそうしたのではなく、多くの気骨ある日本人の活躍によって成り立ったことを痛感した。

     またもう一つ、この小説では処女作「永遠なる0」の主人公で、娘と妻にもう一度、会うために戦った零戦の乗組員、宮部久蔵少尉が戦中に国岡商会の社員と出会う場面が印象的に書かれていて、結局、著者の百田氏は一貫して宮部少尉の願いを書きたかったのではしないかと直感した。

     それにしてもこの小説は上・下あるのだが、一気に読みこめる圧力を持っている。どんなに忙しくとも、日本人が読まねばならない著書である。

  • ■参院選、与党大勝を受けて、国民運動の責務について考える

     一昨日の参院選投開票について、少し落ち着いてきたこともあり、今の実感だ
    け記したい。
     ご承知の通り、自民党は改選議席の倍以上の議席を獲得、連立を組む公明の議
    席と合わせて過半数に達した。一方で民主は壊滅的な惨敗を喫したが、恐らく再
    起することはかなりの時間がかかるものと思われる。維新とみんなについては選
    挙協力ができなくなり、反自民としての第3極の受け皿には十分にはなり得な
    かった。ただ大阪だけは選挙区で維新候補がトップで当選し、全国的に維新の勢
    いが留まっている感があるが、大阪では根深い支持があることを見せつけられた
    思いだった。

     今度の選挙では、安倍政権が強力に推進するアベノミクス政策が今のところ、
    国民の実感は薄とは言え、景気が上向き傾向であることから支持されるととも
    に、衆参両院の「ねじれ」を解消して「決められる政治」と国力増強を安倍政権
    に求めたものであることを認識すべきであろう。少なくとも国政レベルの選挙に
    ついては、与党に余程の失政がない限り、直ぐに総選挙ということはないから3
    年後になると考えることが自然である。
     従って、領土領海問題、憲法問題という大きな枠組みの課題の他、緊急性が迫
    られている問題としてTPP、社会保障制度、原発問題、普天間問題はこの3年内
    には解決しなければならない。先送りしてはならない。

     一方、憲法改正について自民は文字の公約では鮮明ではなかったものの、街頭
    での訴えでは自民と維新が、96条改正と9条改正を標榜することによって、改憲
    勢力はどこの党であるのかが明らかとなったことは大きかった。さらに公明も
    「加憲」の立場から、一歩、踏み出そうとする姿勢も伺える。野党は改憲につい
    て批判的な訴えとして「米国と一緒になって暴走して戦争を引き起こす」と訴え
    論陣を張ったものの、さしたる大きな論点とはならなかった。
     もはやイデオロギー論争では共産、社民は問題外として成り立たなくなってい
    ること、国民の関心は現実をよく見ていることも明らかとなった。
     残念ながら、自民、維新、みんなの参院の議席、3分の2を獲得できなかった
    ものの、今後、民主の組織的改編を求めて、野党が憲法問題を核にして離合集散
    する可能性が高い中で、自民が国会内で3分の2の改憲勢力を糾合する力量こそ
    が求められている。

     まさに正念場を迎える国会の動きに、国民運動は下支えをするパイプ役となる
    責務があるのではなかろうか。

  • ■果たして府教委は本気で偏向記述の教科書の退場を考えているのか

     昨日7/18の産経紙では府教委が実教出版の高校日本史教科書について、国旗掲揚、国歌斉唱について「一部の自治体で公務員への強制の動きがある」と記述した箇所を問題視し、「一面的」だとする見解を全府立学校に通知をしたことがわかったとのことである。

     高校の教科書については、各学校が選定、各都道府県教育委員会が採択するわけであるが、記述内容から最終的な採択をする教委が記述内容について意見を述べ、選定をしないように指導することは異例のことである。

     小生も日本史が実教出版の教科書を使用している高校を知っている。

     本来であれば、学習指導要領を逸脱している記述をしている教科書を検定合格にしていることが問題なのである。教科書検定基準が十分に生かされてない証でもある。従って、教育委員会が記述内容の暴走に歯止めをかけていることはいいことではないか。

     ただ記事の中で、「文部科学省が顕現のある者が職務命令をもって命ずることを『強制』と表現することは誤りといえないとの見解を踏まえて、学校が選定した場合に不採択とする結論には達していない」としていることから、結局のところ、偏向した記述内容を盛り込んだ教科書を採択することも許容していることから、実際には強い指導力を発揮することは不可能であることも明らかである。

     高校の採択制度のあり方も根本から変えなければ、学習指導要領に沿った教科書が採択されないということもおかしな話である。